これまでの仕事
日本がまだ円高不況になる前、オーディオシステムを開発・輸出していた会社に入社し、そのころ花形のスリーインコンポ(カセット・チュナー・レコードプレイャ−)のセットを調整検査から、開発まで行いました。カセットではイコライジングや録音バイアス調整・ワウフラ・アジマス調整などを、チューナーではAMラジオ・FMステレオ・短波のトラッキング調整やステレオ MPX など、レコードも当時はガラード製のターンテーブルを使って RIAAイコライジング特性など、開発のノウハウを身につけました。
円高不況後は、当時はやりの CBトランシーバー開発でPLLを使った開発 AM/FM/SSB での高周波測定や1Wから 15W程度の高周波アンプのIM改善手法などを学び、オランダ、イタリア、スイス、ノルウェー、スウェーデン向けの海外規格を取得するため、幾度か申請や修理に海外出張にも出かけました。
マイクロコンピューターの出現によって、マルチチップやワンチップマイコンの開発に着手し、アッセンブラーやC言語を使い、通信機器の制御やMIDI楽器のシステムなどを経て、当時しだいに需要が増してきた、海外向けアナログ衛星放送の自社製受信機にもマイコンを搭載するようになりました。やがてはMPEG技術の発展によるデジタル衛星受信機の開発で、南アフリカやフランスにも出かけて共同開発を進めてきました。
転職に伴い、デジタル放送(地上波)用の基地局アンプの設計で GaN-HEMT 素子の初期から評価・開発に携わり、15GHz 程度までの高周波技術を習得しました。
現在は組み込み用ワンチップCPU( PIC , Arm )のファームウェア開発で、 I2C や A/Dコンバーターなどの高周波機器への応用時のトラブル対策や、SiC MOS-FET をつかったSRモーター向け 600V 50KWパワー制御回路の設計などから、微小アナログセンサー用の回路基板の設計など請け負っています。
トラブルの相談
現在の職種は細分化・分業化されて、なかなか全体を見て設計や開発が出来る環境がありません。ちょっとしたハードの変更でソフトが早くなったり簡単になることや、ちょっとソフトを修正してくれれば、余分なICや回路が不要になる。そんな経験を多くしてきました。ソフト屋さんがソフトを作りながら、ハード回路がうまく動かないで困ったり、ハードをテストしたいけどソフトでどう制御したらいいか分からない。そんな疑問やトラブルに応えます。
請負開発
大規模な生産は出来ませんが、協力企業や協力工場と製品を開発から量産まで請け負います。開発や試作までの案件もOKです。
新しい事なんでも
こんなことが出来ないか?アイデアが欲しい!など新しいこと、新しい技術が大好きです。